評価についての解説
(評価に関するよくある質問、意見への回答)
(1)審査員方式の評価を採用していない理由
●実際に運営がそのための準備でしなければならないことを考えた場合、
運営の2人が審査員のような人材を複数集めてくるという作業自体が現実的でないため。
・審査員にふさわしい人はどういう人なのか
・審査員にふさわしい人をどうやって探すのか
・特にツテがあるわけでもない運営がその人たちにどうやってコンタクトを取るのか
・参加者、視聴者が納得するような審査員を複数集めることができるのか
・審査に対する不満が出るのを覚悟の上で審査員を引き受けてもらえるのか
・運営が依頼した審査員で運営が優勝者になった場合、疑う人がゼロだとは思えない
以上のように様々な問題があり、審査員方式の評価の採用は無理と判断しました。
(2)一般視聴者による評価、投票を採用していない理由
●評価の中に人気、知名度による有利・不利が作用しないようにするため
初参加のチームよりも実績のあるプロデューサーの方が間違いなく有利になる。
また、初参加であっても、誰でも知ってるような有名プロデューサーが参戦してきた場合、
ネタのおもしろさに関係なくその人には誰も勝てない状態になってしまう。
同様の理由で、再生数、マイリスト数、コメント数による順位付けもしない。
今までにも一般投票の採用を運営に提案する方が何人もいました。
そういった提案をしてくる方たちは、まじめに審査して人気や知名度に関係なく本当に面白い作品を選んでくれる人だということは
わかっているのですが、実際に視聴者投票を採用してしまうと、そういう人たちばかりが投票してくれるわけではないため、
人気、知名度による有利・不利が必ず発生してしまいます。
一般投票による評価、順位付けをしたいのであれば、
誰でも評価に参加できるような投票用サイトを非公式で誰かが立ち上げればいいと思います。
そこで独自の集計をしたり、参加作品の評価などを自由にするのはかまいません。
(3)参加者同士が投票するルールで、自分にも1票入れることができるようになっている理由
●自分に入れられないルールになっていると、投票を放棄した参加者が有利になってしまうため。
自分以外に投票というルールで自分が投票を放棄すると、自分にはほかの参加者からの票が普通に入ってくるが、
ほかの参加者には自分が入れるはずだった分の票が行き渡らないため、
相対的に見ると投票を放棄した人が有利になってしまう。
だからと言って、投票を放棄した参加者を失格扱いにすると、
放棄した参加者に入った票があった場合、その票が死に票になってしまう。
これを防ぐために自分にも票を入れられるようなルールにして、
投票を放棄すると自分にも1票分入らずに損をするようになっています。
強制ではありませんが、参加者は投票の際にまず自分に1票入れるのが大前提で、
各参加者に与えられる票数は、自分に入れる分の1票も計算に入ったうえで決められています。
(4)参加者同士の評価で点数採点制を採用していない理由
●集計担当者の作業的負担を軽くするため
運営の2人も大会に参加するため、公平を期すために評価の集計および結果発表は
大会に参加していない、運営とは独立した集計担当者に依頼している。
そのため、集計担当者の負担をできるだけ軽くするという理由で
集計が大変になる点数採点制よりも簡単な投票制を採っている。
全参加者の順位と得票数は集計担当者のみが持っている情報で、運営の2人も把握していません。
集計後に動画で発表される順位も同様に、運営も結果発表動画を他の参加者、視聴者と同じタイミングで見る時まで知りません。
普段VOCALOIDランキングを制作しているプロデューサーに集計、結果発表を依頼しているのは、
ランキング動画の作成に慣れているということのほか、
「ランキング制作者」という公平なイメージを持っている人だからという理由もあります。
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